海外アウトソーシングをする際に管理者が気をつけたいこと3つ

タイで生産と言えば年末に海外へのアウトソーシングやオフショアについていろいろな方とご飯食べたりメールしたりと接する機会がありましたので簡単に内容を紹介します。自分と同じようにベトナム、シンガポール等でWEBや広告などのコンピュータを使ったソフトな仕事をアウトソーシング、オフショアをやられている方たちです。

海外へのアウトソーシングをする際に苦労したり揉めたりするはポイントは大きく3つだと思います。
案件を管理する際はとりあえず以下を留意した方がうまくいきやすいですね。

1.時間

海外に出ると気がつくのですが日本の仕事の時間やスタイル(特にIT系)は他の国に比べると異質に感じますね。そういう日本からの仕事を請けて一番つらいのは日本のような殺人的な納期に対応できない点です。日本みたいに毎日徹夜は出来ないし、させるとその分コストがかかったり、従業員からのクレームが普通にきます。現地担当日本人が頑張って対応しているところや、個人レベルのデザイン系ではありますがありますが長く続かないです。納期や時間については予め日本からの発注元と一緒になって決まった時間の中で効率よく作業できる仕組みを作るか理解して調整していった方がうまく行きやすいです。
ちなみに海外で時間と言えば気になるのが遅刻とか決められた納期を守れるかですがそちらは管理次第でどうにでもなります。

2.品質

日本のクオリティを出すのは結構な手間がかかります。というか大変です。海外では(特にアジア)作っている人とそれを見る人の期待値がもともと高くないのでモノを作りはじめる時点で完成のイメージが違っちゃってます。そのあたりを理解して仕事以前の基本的なことを(子供に教えるように)細かく丁寧に指示をしなければなりません。でないと話にならないものが出来上がってきて日本人担当者がいろんな意味でやられることになりますw。長期的なアウトソーシングの場合はマニュアルや基本教育などを準備はしっかりしたほうがいいですね。ちなみにタイの場合は英語はわかっているようで全然理解できていないことが多いのでマニュアルをタイ語に落とし込んだ方が間違いないです。

3.ブリッジ人材の質

あとはブリッジとよばれる日本と海外の橋渡しをする人材の良し悪しですかね。日本にいる場合と海外にいる場合とありますがどちらにしてもそのまま現地の会社の良し悪しになります。例外はありますが日本人のブリッジではなく、日本語を話せる外国人がブリッジの場合、継続的に上手く行かないことが多いです。言葉は通じているけど微妙なニュアンスが通じないっていうのがほとんどで、これまで他国からウチに話が流れてきた話はほとんどがこのケースでした。(他の理由は人件費高騰等)
このブリッジ人材を日本から現地へ送る際はコストを多く使ってしまい本末転倒なんてのもありえるので気をつけたいところです。まあ一昔前と違って現地の日本化が進んで住み易くなったり、海外慣れしてる人が多くなってきたのでこれからのブリッジ人材へのコストは下がっていく一方だとは思いますが。日系の人材紹介会社も増えてきたので現地で当たってみるのもよいかもです。

まあ、いろいろ神経すり減らしますが海外は刺激があって楽しいですよ。海外へのオフショアとか海外へのアウトソーシングは今後も増えていくと思います。一時的に景気が悪い時をのぞいて結局のところ、海外でも代替できちゃいそうな日本国内の仕事や海外のマーケットを視野に入れている場合、インフラ代とか人件費とか日本国内では到底太刀打ちできない2、3割のコストダウンをどこかに求めていかなければならなくなるわけで。。。もちろん、ユニクロのように日本の消費者を置いてけぼりにしないケアを一番にしなければならないのは言うまでもありませんが。

※そいや上記みたいにはじめから海外で作られていた製品は正当な価格設定とプロモーションをしていれば受け入れられやすいのですがもともと日本で作られていたMade in Japanが海外生産に切り替えると一気に悪いイメージになって叩かれちゃいますね。消費者心理ってやつでしょうか。この辺りのユニクロの戦略も優れたものですね。


One comment

  1. 海外で日本向けの創造的な仕事をするのは難しいね。
    日本の依頼するほうも何やりたいかわかっていないことのほうが多いから何回も平気でゼロからやり直しさせるからね。まあ進め方が違うんだろうなぁ。
    日本人ブリッジが上手く行っていて、かつ利益が出ている会社は本当に少ないと思う。
    結局、海外で上手くいく、いかないは、日本人の国際化にかかっている、ということなのかなぁ。

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